離婚協議書の雛形を解説します

夫婦で離婚協議書を作る流れ

養育費などの離婚条件の話し合いから始めて下さい。
細部まで話し合うことが出来れば、後悔しない離婚協議書が完成します。

養育費等の条件の協議を始める

養育費などの話し合いを始める

各ご夫婦によって話し合う内容は変わりますが、
子供のこと(親権・養育費・面会交流)やお金(慰謝料・財産分与)の協議を行います。

養育費に関しては長期間&お金の問題となるので、
おおまかに決めるのではなく、後悔しない為にも細かく決めるようにして下さい。

「何を話し合えばいいか分からない」という場合には、
話し合いに必要な情報を網羅した、離婚チェックシートをご利用下さい。

養育費等の条件に合意する

養育費などの条件の合意に至る

簡単に話し合いを終えるという方は少数で、
色々な不安や葛藤を経た結果、合意に至るケースが多いです。
(※ 特にお金が絡む養育費や慰謝料の条件は時間がかかる可能性が高いです。)

離婚協議書はこれらを乗り越えた上で作られるものです。

合意した離婚条件を忘れない為にも、簡単な「メモ書き」を残して下さい。
(※ このメモ書きが離婚協議書の原案となります。)

養育費等の条件を離婚協議書にする

メモ書きを離婚協議書にする

メモ書きを法的に有効な文章に変えて、
それをパソコンに打ち込み(手書きでも可)、計2部(夫用と妻用)印刷します。

合意した養育費などの条件が法的に無効な場合、
「何も決まっていない(効力ナシ)」状況と変わらないので、ご注意下さい。

ご夫婦が作ったメモ書き(自分作成)を確認する機会がありますが、
特に養育費について効力のない合意(無効)をされている方をよく見かけます。

離婚協議書の完成

離婚協議書の完成

清書された離婚協議書の最後にページに、
「日付・住所・名前」を直筆で書き「押印(実印)」をすれば完成となります。

離婚協議書は自分で作る(夫婦作成)ことが可能なので、
公正証書離婚に比べると、完成までの時間を短縮することが出来ます。
(※ ご依頼を受けて行政書士が作ることも出来ます。 → 離婚協議書作成の流れ)

又、自分(夫婦)で離婚協議書を作る場合、費用は0円で完成させることが出来ます。

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離婚協議書の雛形と書き方

離婚協議書の雛形を一部紹介します

【目次】

● 離婚協議書の基本的な雛形と書き方
● 後悔しない離婚協議書の作り方
● 離婚協議書を早く作る方法
● 離婚協議書のメリット
● 離婚協議書のデメリット
● 離婚協議書の一問一答
● ご依頼者様の声

離婚協議書には夫婦間で合意した内容の全てを書きますが、
具体的な書き方については雛形(テンプレート)を参考に出来ます。

今回掲載しているのは離婚協議書の基本的な書き方となりますが、
当事務所でも利用しているものなので、参考にして頂ければ幸いです。
(※ 離婚協議書の雛形の細かい解説もしているので、是非ご覧下さい。)

【養育費の雛形】

甲は乙に対し長女の養育費として、
平成29年1月から長女が20歳になる月まで、
1か月金5万円を毎月25日までに長女の口座に支払う。

先ず離婚協議書の表記として「甲・乙」を使い、
甲は支払者(主に夫)、乙は金銭を受ける側(主に妻)になります。

養育費を離婚協議書に記載する際の基本的な書き方としては、
「対象者・始期・終期・金額・支払日」を具体的に書くことが大切です。

離婚した後のトラブルを防ぐためにも、
離婚協議書にはあいまいな表現を避けるようにして下さい。
(例 終期を大学卒業とした場合、浪人したら含む・含めないの問題が生じる。)

他にも養育費の雛形について掲載しているので、お時間があればご覧下さい。

【面会交流の雛形】

乙は甲が月に2回長女と面会することを認め、
面会交流の日時や実施方法については、都度協議する。

面会交流を離婚協議書に記載する際の基本的な書き方としては、
子供の年齢等を考慮した上で「抽象的又は具体的」に書くことになります。

例えば子供が意思を表現出来る場合は抽象的表現(都度協議)、
幼い場合は具体的表現(日時や場所等を細かく指定)になるケースが多いです。

他にも面会交流の雛形について掲載しているので、お時間があればご覧下さい。

【慰謝料の雛形】

甲の不貞行為で乙が受けた精神的苦痛による慰謝料として、
平成29年1月1日に金100万円を甲は乙に渡し、乙は受領した。

慰謝料を離婚協議書に記載する際の基本的な書き方としては、
「一括払いか分割払い」によって、書き方が変わるのでご注意下さい。

一括払いのケースでは証拠としての価値があり、
分割払いを選択した場合は養育費と同様、具体的に書く必要があります。

尚、離婚協議書には慰謝料の発生原因(不貞行為)も書くようにして下さい。

他にも慰謝料の雛形について掲載しているので、お時間があればご覧下さい。

【財産分与の雛形】

甲と乙は平成29年1月1日に甲名義の預金200万円を
甲が100万円、乙が100万円受取ることで合意をした。

財産分与を離婚協議書に記載する際の基本的な書き方としては、
「預金(お金)・動産(電化製品)・不動産」以上3種類を分けて書きます。

財産分与は離婚した後のトラブルを減らすための証拠としての記載が多いです。

他にも財産分与の雛形について掲載しているので、お時間があればご覧下さい。

【当事務所について】

◇ 全国対応
◇ 離婚協議書作成 4万円(税込)
◇ 時間がかかっても追加料金0円

当事務所では離婚協議書作成を4万円で行っており、
報酬を頂く代わりに、質・内容にこだわったものを完成させる自信があります。

又、離婚協議書は夫婦間の話し合いが一番大切なので、
完成までどれだけ時間がかかっても、追加料金は一切頂きません。
(※ 当事務所では無料相談を実施しているので、お気軽にご利用下さい。)

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後悔しない離婚協議書を作成

後悔しない離婚協議書を作って下さい

大切なことは「離婚協議書の中身を充実」させることです。

中身が充実=時間をかけて話し尽くしたということなので、
離婚した後の揉めごとが減り、後悔する確率が下がることに繋がります。

【話し合う前の不安】

「何が分からないのか分からない。」
「何から始めたら良いか分からない。」

こういった不安は正しい離婚情報を集めることで解消出来、
これらはウェブサイト・書籍・行政書士などから得ることが出来ます。

情報があれば質の高い話し合いが期待出来るので、
最終的には後悔しない離婚協議書の作成へと繋がっていきます。
(注 ただ単に離婚協議書を作ればいいという訳ではありません。)

養育費などの情報を集めることが後悔しない離婚協議書を作る第一歩になります。

Q「情報ってそれほど大事ですか?」

例えば、養育費の金額は算定表を利用する方が多いですが、
この存在を知らずに合意した場合、離婚した後のトラブルに繋がるかもしれません。
(注 養育費算定表は絶対的な基準ではないので、参考程度にご利用下さい。)

具体的には相手が離婚した後に算定表の金額を知って、
「相場より高い・安い」といったトラブルが起きる可能性があります。

こういう訳で自分(夫婦)で離婚協議書を作る場合は情報収集が必須です。

【養育費などの情報を集めた後は】

① 情報の整理をする
② 相手に伝えたい条件をまとめる
③ 離婚協議の開始
④ 合意した内容を離婚協議書に残す

各ご夫婦によって話し合う内容が異なることから、
集めた情報の中から不要なものを捨てるという①整理が必要です。
(例 離婚原因が性格の不一致だと慰謝料請求出来ないから、情報は要らない。)

次に話し合いの場では質と効率が大切なので、
整理した情報の中から、②相手に伝えたい条件をまとめる必要があります。
(例 面会交流は子供の意思を尊重するので、回数は定めたくない。)

妻「面会交流は子供の意思で実施したい。」
夫「裏工作しそうだから回数を決めて欲しい。」

③離婚協議はこのように互いの主張がぶつかるので、
様々な不安や葛藤を乗り越えて、最終合意を目指すことになります。

離婚協議書はただ単に作ればいいという訳ではなくて、
このような時間(過程)を経て④離婚協議書を完成させることが大切です。

真剣な話し合いをすることで、養育費支払への意識や
離婚した後に起きるトラブルを減らすことに繋がっていきます。

離婚協議書は大切な書類になるので、
養育費や慰謝料の支払が終わるまでは大切に保管して下さい。

【離婚協議書を早く作る方法】

◇ 専門家へ依頼する
◇ 離婚チェックシートを利用する

離婚協議書は自分(夫婦)で作ることも出来ますが、
行政書士などへ依頼することで、作成期間を短縮することが出来ます。

離婚協議書作成に強い行政書士などの専門家は、
作成に必要な知識を持っているので、情報収集を省略することが可能です。

ただ行政書士へ依頼する場合は報酬の支払いが生じるので、
自分で作る場合に比べて、作成費用がかかるというデメリットもあります。

Q「離婚チェックシートってどんなものですか?」

当事務所では離婚協議書作成のご依頼を受けた場合、
これまでの経験をもとに作ったオリジナルのチェックシートをお渡ししています。
(例 養育費・面会交流・慰謝料・財産分与・年金分割等を掲載。)

離婚協議に必要な情報(計13ページ63項目)を掲載しているので、
ご依頼者様は離婚情報を収集する必要は一切なく、直ぐに話し合いを開始出来ます。
(注 チェックシートのみの販売は行っておりません。)

真剣な離婚協議は支払者の養育費等の条件に対する意識向上に繋がり、
離婚チェックシートはそのきっかけとして利用出来ると考えております。
(例 離婚協議を通じて養育費の大切さを知り、約束を守ろうと意識する。)

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離婚協議書を作るメリットとデメリット

離婚協議書の効力だけではなくデメリットも知って下さい

【離婚協議書のメリット(効力)】

① 費用がかからない
② 証拠としての価値がある
③ 約束を守るという意識付けが出来る

離婚協議書には主に①~③のメリットがあり、
同じ書類でも公正証書離婚とは違い、①費用はかかりません。
(※ 離婚協議書と公正証書の違いについても是非ご覧下さい。)

但し、離婚協議書の作成を行政書士に依頼した場合、
報酬の支払が発生するので、0円で作ることは出来ないのでご注意下さい。
(※ 当事務所では離婚協議書の作成を4万円で行っています。)

ちなみに離婚協議書はパソコン(手書き可)で作成出来ます。
(注 手書きで離婚協議書を作る場合は時間がかかるのでご注意下さい。)

【離婚後のトラブルを防ぐ】

夫「明日も子供と面会したい。」
妻「離婚協議書に月1回と書いています。」

離婚協議書(書類)を作成=②証拠として残るので、
相手の勘違いから生まれるトラブルを未然に防ぐという効力があります。

さらに勘違いではなく、相手の悪意のあるウソも防ぐことが出来ます。
(例 養育費は3万円という約束なのに、わざと2万円と主張してくる。)

仮に離婚協議書を作らずに口約束で終えた場合は、
どちらが正しいか分からないので、水掛け論になる可能性が高いです。

ちなみに離婚協議書には「清算条項」を入れるので、
離婚した後、お互いに生活設計が立てやすくなるというメリットもあります。
(※ 清算条項とは合意内容を覆さない(追加請求しない)という約束です。)

【時間をかけて協議すると意識が高まる】

夫「養育費はどうする?」
妻「毎月3万円だけだと学費が心配です。」

離婚協議書を作成=文字として残るということなので、
口約束で終える場合に比べて、離婚協議を真剣に行うという意識が働きます。

その結果「約束を守る」という意識付けがされた離婚協議書が完成します。

【離婚協議書のデメリット(限界)】

① 強制執行が出来ない
② 自分(夫婦)作成だと無効な合意をしやすい

離婚協議書には主に①や②といったデメリットがあり、
自分(夫婦)で作る場合は、メリットと共に確認することが大切です。

離婚した後に離婚協議書を作り直すことは可能ですが、
相手の同意が必要なので、現実的には最初で最後の機会とお考え下さい。

ちなみに離婚協議書は離婚前に作るべきですが、
夫婦間で話し合った結果、離婚した後に作ることも可能です。

【公正証書離婚との違い】

◇ 時間短縮と費用節約
◇ 強制執行(差押え)が出来ない

公正証書離婚は公証役場でしか作れませんが、
離婚協議書は自分(夫婦)で作成(完成)することが出来ます。
(※ 公正証書離婚の詳細についてもご覧下さい。)

つまり公証役場での手続きがない分、時間短縮が可能となり、
更に公証役場手数料も発生しないので、費用の節約も出来ます。
(※ 公正証書を作る場合は必ず手数料が発生します。)

夫「今月の養育費は払いたくないな。」
妻「それだったら強制執行(差押え)を考えます。」

公正証書は公証役場で厳格な手続きを経て完成するので、
養育費などの未払いが起きた時に強制執行という効力が与えられます。

一方、離婚協議書では強制執行が出来ないので、
効力面で考えると、公正証書の方が優れていると言えます。

つまり離婚協議書は公正証書を作れない時の次善の策だと言えます。
(※ 当事務所での作成依頼は離婚協議書が1割、公正証書が9割となっています。)

但し、夫婦間で合意した内容によっては、
公正証書ではなく、離婚協議書を作った方がいい時もあります。
(例 養育費や慰謝料等のお金を支払う合意がない。)

【無効な合意をする】

夫「養育費は0円でいい?」
妻「その代わり面会交流は実施しない。」

自分(夫婦)で離婚協議書を作る場合、雛形を利用することが多く、
意味を理解せず丸写しすると、無効な合意を交わしている可能性があります。

無効=何も決まっていない(効力ナシ)という扱いを受けます。

養育費を「払わない(貰わない)」という合意を見かけますが、
子供の成長のためのお金なので無効となり、離婚した後でも請求は出来ます。

つまり全て終わって再スタートを切っていたつもりが、
ある日突然覆される可能性があるので、有効・無効の判断は必須となります。

自分で離婚協議書を作ろうと考えている場合は、
依頼の有無は別として、1回は専門家へ相談することをお勧めします。
(※ 当事務所では無料相談の範囲内で、離婚協議書のチェックを行っています。)

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離婚協議書の一問一答

離婚協議書の疑問にお答えします

離婚協議書は1人でも作れますか?

離婚協議書は夫婦間の約束を書面に残すものなので、
勝手に1人で作ることは出来ず、必ず夫と妻の同意が必要になります。

つまり一方が離婚協議書の作成を拒否している場合は、
2つの選択肢(諦める・調停に進む)から選ぶことになります。

ちなみに公正証書は離婚協議書より効力が強いので、
離婚協議書の作成を拒否して、公正証書を作る可能性は低いです。

仮に離婚協議書の作成を諦めた場合は、合意内容を口約束で終えます。

離婚協議書は自分(夫婦)で作れますか?

公正証書は公証役場でしか作れませんが、
離婚協議書は公証役場の関与を受けないので自分で作ることが出来ます。

ちなみに自分で離婚協議書を作る場合は0円で完成出来ます。

離婚協議書には何を書きますか?

各ご夫婦によって離婚協議書に書く内容は変わります。

例えば子供がいる場合は養育費や面会交流がテーマになり、
不動産の所有や預金額が多い場合は財産分与がテーマになるケースが多いです。

離婚協議書の雛形はありますか?

離婚協議書の雛形はインターネット上に多数掲載されています。
(※ 当事務所でも離婚協議書の雛形を公開しているので、是非ご覧下さい。)

ちなみに離婚協議書と公正証書は効力に違いはありますが、
具体的に書く文例(文面)に関しては、ほとんど同じ内容になります。

離婚協議書の完成までどれくらいかかりますか?

離婚協議書はパソコンで作ることが出来るので、
インターネット上の雛形を参考にすれば、1日で完成させることも可能です。
(注 ネット上には間違った雛形もあるので、慎重に選択して下さい。)

但し、離婚協議書を慌てて作ると誤字が増えるのでご注意下さい。

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ご依頼者様の声

公正証書離婚を作った女性の声

女性 公正証書離婚作成

今回は離婚の公正証書を
作成して頂きましてありがとうございました。

辻先生にはまだ作成するか悩んでいる時に
相談メールを送らせて頂いたのですが、
すぐ電話で色んな場合の方法を教えて下さりとても参考になりました。

とても丁寧な対応して頂きましたので、
全て辻先生にお任せして何回かの書類のやり直し等にも
すぐアドバイス頂けたりして、無事公正証書を作成することが出来ました。

電話やメールですぐ対応して頂けたので、
初めての私でも安心してお任せ出来たので、
今後もし何かありましたら、辻先生にお世話になりたいと思います。

離婚してたくさん不安な事ありましたが、公正証書だけでなく、
他のいろいろなアドバイスまでして頂けて、とても助かりました。

ありがとうございました。

とても感謝していますし、辻先生に出会えてよかったです。

他にご協力頂けたご依頼者様の声はこちらをご覧下さい。