離婚後の手続きの流れについて解説

離婚後にしか出来ない手続き

離婚後の手続きに関するご相談はお任せ下さい

【目次】

● 離婚後にしか出来ない手続き
手続きの流れ

協議離婚は離婚届を提出することで成立となりますが、
これで全てが終了という訳ではなく、離婚後の手続きが始まります。

離婚後の手続きは離婚前にすることは出来ないのでご注意下さい。

【手続きとは】

◇ 年金分割の申請
◇ 日常生活に必要なもの
◇ 役所への手続きが必要なもの

先ず年金分割とは婚姻期間中に納付した厚生年金について、
一方が他方に譲る(分割)ものであり、年金事務所で手続きを行います。

年金分割の申請は離婚後にしか出来ないのでご注意下さい。
(※ 年金分割の詳細は離婚時の年金分割を知りたいをご覧下さい。)

次に日常生活に必要なものの手続きとしては、
運転免許証、クレジットカード、預金通帳などの変更手続きがあります。

どの手続きから始めたらいいかというご質問をよく頂きますが、
本人確認書類として利用出来る、運転免許証の手続きをお勧めします。

運転免許証の住所変更や苗字の手続きは、最寄の警察署で行います。

最後に役所への手続きが必要なものとしては、
児童扶養手当やひとり親家庭医療費助成などの公的扶助の申請となります。

公的扶助の手続きについては、離婚成立後に素早く行うために、
離婚前から役所に出向いて、必要書類の確認と準備をすることをお勧めします。

公的扶助の手続きは待ちではなく、自分から聞くという積極的な姿勢が大切です。

離婚後の手続きリストを置いてる役所もあるので、1度確認して下さい。
(※ オリジナルの手続きリストを、ご依頼者様にお渡ししています。)

こういう訳で離婚後の手続きは事前準備が大切なので、
離婚条件の話し合いは大変ですが、出来れば同時進行が望ましいです。

【手続きの流れ】

① 役所への手続き
① 日常生活の手続き
③ 年金分割の申請

手続きの流れとしては優先順位の高いものからやるべきであり、
役所への手続きと日常生活の手続きは、同時に進めることが望ましいです。

そして効率良く進めるためにも、離婚前から準備をして、
可能であれば回る順番を決めたリストを作っておくことをお勧めします。
(例 運転免許証の手続きをした後に公的扶助の申請を行う。)

最後に年金分割の申請は離婚後2年以内という期限があり、
時間的な余裕があるので、手続きは①が終わってからでも問題ありません。

加えて年金分割は将来の受給額に影響が出るものであり、
余程の事情がない限り、離婚して直ぐに何か起きるものではありません。

離婚後の手続きは多数あるので、体調を崩さないように無理せず進めて下さい。