協議離婚に役立つブログを掲載しています

離婚公正証書に出会う|第12話

離婚の無料相談を実施しています

協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。

物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)

【登場人物】

夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)

田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。

花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。

花子は離婚協議書の情報を探している過程で、
離婚公正証書という書面の存在を知り、興味を持ちました。

そして「離婚公正証書」というキーワードで検索をしました。

【離婚公正証書の情報】

◇ 離婚条件を書面に残す
◇ 公証役場でしか作れない
◇ 養育費の未払い時に強制執行が出来る
◇ 証拠として残るのでトラブルを防げる

花子は離婚公正証書に関する情報を色々集めました。

離婚協議書と離婚公正証書は似ているなと感じましたが、
両書面の決定的な違いは、強制執行(差押え)の有無だと分かりました。

加えて強制執行を求めて、離婚公正証書作成を望む人が多いと分かりました。

花子「離婚公正証書を作っておきたい。」
一郎「養育費は必ず払う。信用出来ないのかな?」

仮に花子が離婚公正証書を作りたいと希望した場合、
一郎の同意が必要なので、このように話し合いが暗転するかもと思いました。
(※ 離婚協議書を作る場合でも一郎の同意は必要です。)

一般的に支払者(主に夫)は離婚公正証書の作成を嫌がる傾向にあります。

花子「いざという時に書面は役立つな。」
花子「離婚条件を口約束で終えるのは嫌だな。」

花子は情報を集めることで、口約束で終える危険性を知ることが出来ました。
(※ 協議離婚では口約束で終える危険性を知らない夫婦が多いです。)

花子「一郎に書面作成を提案してみようかな。」

こういう訳で花子は離婚条件を口約束で終えるのではなく、
離婚協議書又は離婚公正証書、一方を作りたいと考え始めました。(第12話終了)

離婚協議で伝えることをまとめる|離婚物語13話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)

当事務所では離婚公正証書や離婚協議書作成を通じて、
協議離婚に悩んでいる方の不安などを解消させて頂きます。無料相談も実施中。