妻に養育費を請求する時の相場について解説

妻から養育費をもらう時の相場

妻が養育費を払う時の相場

【目次】

○ 妻との養育費の話し合い
○ 離婚チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書を作成

先ず協議離婚は夫婦間の話し合いで解決を目指すものなので、
子供の親権や養育費の金額などについては自由に決めることができます。
(例 長男の養育費として20歳まで毎月2万円を払う。)

夫婦間で話し合った結果、夫が子供の親権者になった場合、
夫は妻に対して、子供の養育費を請求することが可能となります。

つまり妻から夫へ養育費を支払うことになります。

一般的に子供が幼い場合は妻(母親)が親権者になることが多いですが、
離婚時の状況や話し合いの結果、夫(父親)が親権者になっても問題ありません。

↓に養育費の相場について解説しますが、妻から夫へ支払う場合、
この相場を無視(外れて)するケースが多いので、その理由もお伝えします。

今このページを見ている親権者になる予定の男性にとっては、
『今の自分と同じだ』と共感できる内容だと思うので最後まで読んでほしいです。

妻との養育費の話し合い

夫「いくら位なら払えそう?」
妻「離婚後の生活も考えると1万円位かな。」

先ず妻が養育費を払う場合の相場(金額)については、
夫が払う場合の相場と同じ金額(考え方)なので、ここでの説明は割愛します。
詳しくは子供の人数や年収に応じた養育費の相場をご覧下さい。

つまり支払者が夫でも妻でも、養育費の相場の算出方法は同じと言えます。

ただし、夫が養育費を払うケースと妻が養育費を払うケースでは、
算出方法に違いが出るケースが多いので、その理由を↓のQ&Aでお伝えします。

補足として当サイトでお伝えしている養育費算定表(相場)は、
令和元年12月23日に公表された算定表(改訂)の情報に基づいています。

Q1妻から養育費を払ってもらうのは格好悪い?

離婚することで夫婦は配偶者から他人になりますが、
妻と子供は離れて暮らすことになっても、親子関係は続きます。

養育費は夫へのお金ではなく『子供の成長に使うお金』です。
子供の成長のためという視点を持てば、格好悪いという考えは生まれません。

つまり養育費を妻から払ってもらうのは大切なことです。
ただ養育費の算出方法については様々な考え方があるのでQ2でお伝えします。

Q2妻から養育費を払ってもらう時に相場を考える人は多い?

一般的に夫には収入があり、子供を育てる経済力もあるので、
妻に対しては『金額』ではなく『気持ち』を重要視するケースが多いです。
(例 離れて暮らすことになっても、母親だという気持ちを忘れないで欲しい。)

つまり妻から養育費を払ってもらうという合意をした場合、
相場を考える夫は少なく、結果的に金額が相場より低くなることが多いです。

具体例として養育費算定表(相場)では『2~4万円』になっていても、
相場ではなく子供への気持ち(愛情)を優先して『1万円』で合意することです。

ちなみに夫から妻(親権者)に養育費を払うケースでは、
養育費算定表をベースに金額を算出するご依頼者様が多いです。

この子供への気持ちを大切にして欲しいと考えた結果、
離婚協議書を作りたいと考える方が多いです。詳細はQ3をご覧下さい。
ここ数年、当事務所には夫側からの離婚協議書の作成依頼が増えています。

Q3養育費の金額の算出方法以外に違いはある?

夫から養育費を払ってもらう場合、妻は離婚後の未払い対策として、
未払い時に強制執行(差押え)ができる離婚公正証書を作る方が多いです。
(例 今月の養育費が振込まれないから、元夫の給料の差押えを考える。)

離婚公正証書の詳細はこちらからご覧下さい。

逆に妻から養育費を払ってもらう場合、夫は未払い対策を考えず、
妻に↓のような気持ちを持って欲しいと考え、離婚協議書を作る方が多いです。

夫「離れて暮らしても親であることを忘れないで欲しい。」
夫「離婚後も子供の母親として自覚を持って行動して欲しい。」

Q4夫が離婚協議書を作ろうと考える理由を知りたい。

Q3でお伝えした通り、夫が優先したいことは、
養育費の金額や支払ではなく、子供に対する気持ち(愛情)です。

離婚協議書とは夫婦間で合意した離婚条件を書面化したものなので、
口約束にはない証拠としての価値があり、約束を守るという意識向上に繋がります。

この約束を守るという意識向上を目的として作るケースが多いです。
(例 口約束だと信用できないから、離婚協議書を作って意識付けをしたい。)

離婚協議書の詳細はこちらからご覧下さい。

最後にここでは離婚協議書を作る夫が多いとお伝えしました。
あくまでも『多い』なので、色々考えた結果、離婚公正証書を作る方もいます。

どちらの書類を作るかについては夫婦間で自由に決めることができます。

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離婚チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書を作成

離婚チェックシートを使って離婚協議書を作成

離婚協議書作成のご依頼を受けた場合、
シンプルでわかりやすい離婚チェックシートの送付から始めます。

ここでは離婚チェックシートについてお伝えしていきます。

離婚チェックシートとは?

1.全13ページ63個の離婚条件を掲載
2.養育費と面会交流の条件が多く31個掲載
3.わかりやすいように○×回答形式を多く採用
4.協議離婚に関する情報や条件を集める時間を節約

離婚チェックシートがあれば離婚情報などを集める時間を省略できます。
つまり離婚協議書完成までの期間や離婚届の提出時期を早めることができます。

さらに離婚チェックシートを使えば夫婦間の再協議の回数が減ります。
なぜなら以下のようにスムーズに離婚協議を進めることができるからです。

妻「養育費の選択肢はAでいいかな?」
夫「Aでもいいけど子供への愛情や母親ということは忘れないでね。」

わかりやすいように○×回答形式を多く採用しています。

当事務所では20代~30代のご依頼者様が多いので、
離婚チェックシートには養育費と面会交流の条件を多く掲載しています。

当事務所では完成後、ご依頼者様の声のご協力をお願いしています。
この声は任意のお願いなので、ご協力を頂ける方のみ掲載をしています。

以下に離婚チェックシートに触れた箇所を一部抜粋してお伝えします。

・こちらの希望を書いていくと、
 整理されて、先々のことが見通せてすっきりしました。

・作成に必要なチェックリストもシンプルでわかりやすく、
 自分で作成していたらもっと時間がかかったと思います。

離婚チェックシートの詳細はこちらのページに掲載しています。

こういう訳で離婚チェックシートはご依頼者様からご好評を頂いております。
注1)離婚チェックシートのみの販売はしておりません。
注2)弁護士法の規定により、相手方との交渉はお引受できません。

当事務所では初回無料相談を実施しておりますのでお気軽にご利用下さい。